
髪の健康状態でのph値は基本的に弱酸性を示しております。ヘアカラー(パーマについても同じ)は髪のペーハーバランスをアルカリ性にコントロールして染めたり、明るくしたりします。
したがって、カラーリング剤にはアルカリ剤というものを入れざるをえません。そのアルカリ剤がダメージのもととなっているのです。
しかし、カラーデザインにおいて、求める色、明るさによってアルカリ剤の量をコントロールすることによりダメージを最小限にすることが出来ます。
ベースカラー(弱酸性)と、コントロールカラー(低アルカリ)を合わせて使用することにより、毛髪環境に最適なコントロールが可能なため、キューティクルの損傷を最小限に抑えます。
アルカリコントロールがキューティクルの損傷を最小限に抑えるということを前項で記述しましたが、内部に反応させた色素も、キューティクルの損傷が激しいとすぐに外部に流出してしまいます。
カラーリング剤のアルカリコントロールによって褪色を抑制します。更に、ヘアカラー後にカラー剤が毛髪内部に残らないように除去剤を用い、完全に除去することにより、カラーリングの色持ちを長持ちさせる処理を徹底しております。
お客様がご来店時の髪色は実に様々な色味になっているかと思います。そのお客様の事前の髪色を絵画のキャンパスとしてとらえた場合、同じ「赤」という色を髪に処方しても、仕上がりは千差万別になってしまいます。
そのお客様の現状の髪色やお客様の希望色とを総合的に考え、色相(色の種類)、明度(明るさ=アルカリコントロール)、彩度(色の濃さ、薄さ)を調合によりコントロールしております。時には補色※1を含まない処方により鮮やかな仕上がりを求め、時にはアンダーカラーごとの適正補色剤を的確に使用しています。
たとえば黄色を感じさせなくするためには、補色の紫を使うことにより、黄色を感じさせないヘアカラーを作り出すことが出来ます。しかし、補色を多用すると色の鮮やか度(彩度)が損なわれる場合が多いので、鮮やかさを求める場合には使わない場合が多い。
※1その対象となる色を打ち消す色のことを補色といいます。カラー剤に含まれるアルカリ剤を最小限に抑えることで、アルカリ臭(特有なアンモニア臭)と頭皮への刺激を最大限にカットします。
敏感肌の方にはプロテクト剤を使用することで頭皮への刺激を大幅にカットできます。
さらに、抗炎症作用のあるコンフリーを使用したカラーリング剤の2剤で処方することにより、頭皮への刺激を感じさせない工夫をしております。